佐世保にラーメン屋ができても続かないよね

佐世保の国道沿いに新しいラーメン屋が出来た。元々あった飲食店の居抜き物件で、横浜家系ラーメンらしい。食ったことはまだ無いんだけど、今度食べてみたいと思う。

食べるにしても佐世保の国道沿いにできれば人は入るけど、すぐに潰れてしまうのには明確な理由がある。ラーメンを求めるユーザー層と価格がマッチしていないからである。ラーメンといえど1杯1000円ほどは予算として見積もったとしよう。

長崎県の最低賃金時給898円であり、時給1000円台といえば長崎の有名スーパー「エレナ」のレジパート並となる。つまり最低賃金が低いぶん、非正規雇用という立場だけでは気兼ねなくラーメンを食べに行くことはハードルが高い。国道沿いということもあって駐車場も用意されている。つまり車で訪れることを想定しているわけだけど、客単価と客の持ち合わせ、客の資産が比例する。

家族がおり車を維持するだけの能力を持った非正規雇用以上でないと入りづらい。確かに新しく出来た1年間は続くかもしれない。しかし1年後以降は続けられるほどの1人あたりの客単価を維持することができるのだろうか?佐世保の所得ではハードルが高いように思える。

月収20万の僕でも気後れするぐらいにはラーメンという外食は後回しにしている。昼食500円程度に抑えたい、自炊したいと考えている層が所得が低いので多い。

佐世保は若者が都市部に流れている。横浜家系ラーメンということもあって、胃もたれしそうなラーメンではないのかと思った。高齢者向けのさっぱりとした、わずかに健康志向向けのラーメンである場合は食べに行くのもいいかなと思う高齢者は多い。

高齢者相手にこってりラーメンを売るのか?という話になるんだけど、高齢者のクレーマーは来ない可能性を考えて、こってりラーメンにしてくる可能性はある。

じじいばばあが嫌いなら、じじいばばあが嫌いな食べ物を売るというのは一つの戦略だとも思う。佐世保で外食をやっていくなら、高齢者は切り離せない。年金で暮らし、娯楽はパチンコやギャンブル、孫と一緒に食べたいと考えればラーメンというのは少し離れているように思えた。

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